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「 長恨歌 」 と絵画: 第七段


白居易「 長恨歌 」第七段と絵画を紹介するページです。
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訳文:
やがて乱が鎮定され、天旋日転(情勢が大きく変わって)、帝は龍馭(御車)で都へ戻られました。
途中、躊躇して立ち去られることができませんでした。
楊貴妃が殺された馬嵬坡(馬嵬という地名)においてです。土の中にも
空しく死んだ玉顔(楊貴妃の顔)は見えません。
君臣たちは互いに見合って、衣を涙で濡らし、
東に長安の都の門を望みつつ、馬の進むに任せて、とぼとぼと還られていったのでありました。
喜多川歌麿:玄宗皇帝 楊貴妃
喜多川歌麿『 実競色乃美名家見 玄宗皇帝 楊貴妃 』 
ギメ東洋美術館  
読み下し文:
天めぐり日転じて、龍馭を迴めぐらし
ここに到りて躊躇して去る能はず
馬嵬坡の下、泥土の中
玉顔を見ず、空しく死せる処
君臣、相顧みて、盡く衣をうるほす
東のかた都門を望みて、馬に信せて帰る

白文:
天旋日転迴龍馭
到此躊躇不能去
馬嵬坡下泥土中
不見玉顔空死処
君臣相顧盡霑衣
東望都門信馬帰