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野口彌太郎
 絵画作品と所蔵美術館

のぐち やたろう 1899(M32).10. 1 - 1976(S51). 3.23

野口彌太郎
フランスに渡り、フォーヴィズムの作風を習得して表現したが、それは激しいタッチの表現ではなく、南仏の明るい光を取り入れた薄塗りの作風である。また、絵具に墨を混ぜて色調を調整するという、日本風の作品も制作した。長崎に住んだのは半年だけだが、戦後、風景を描くことが多く、死後、長崎市に多くの作品が遺贈された。
「野口彌太郎 展」図録 2016.11. 5 - 12.11 開催 at 唐津市近代図書館
  作品は『 ディバンによる女 』1930 (S05) 38.0*45.8 長崎市野口彌太郎記念美術館

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 Title  Year  Museum  I
カーニュ風景
1930 (S05) 神奈川県立近代美術館
ベルクール広場
1931 (S06) 東京国立近代美術館
1931 (S06)頃 愛知県美術館
パリの眺め
1932 (S07) 福岡市美術館
裸婦
1951 (S26) 平塚市美術館
1952 (S27) 横須賀美術館
長崎風景
1952 (S27) 大川美術館
黒と黄(裸婦)
1955 (S30) 福岡県立美術館
踏絵
1956 (S31) 東京国立近代美術館
本を見る裸婦
1957 (S32) 神奈川県立近代美術館
1960 (S35) 東京都現代美術館
サン・マルコ広場
1960 (S35)頃 ひろしま美術館
カーニュの古城
1962 (S37) 埼玉県立近代美術館
二人裸婦
1962 (S37)頃 ひろしま美術館
セビラの行列
1963 (S38) 神奈川県立近代美術館
ハコダテの港
1964 (S39) 東京都現代美術館
巴里風景
1964 (S39) 神奈川県立近代美術館
長崎の山々
1964 (S39) 長崎県美術館
長崎の風(風神)
1966 (S41) 東京国立近代美術館
月下美人と女性
1966 (S41) 福岡県立美術館
港の眺め
1968 (S43) ひろしま美術館
タンジールにて
1971 (S46) ふくやま美術館
モロッコ(カスパの人々)
1974 (S49) 笠間日動美術館

【 略歴 】
 1899 (M32): 10/1 東京 生まれ
 1921 (T10): 川端画塾で学ぶ
 1922 (T11): 代々木にアトリエ新築。近所に居た 児島善三郎 と交遊
 1926 (T15):「一九三〇協会」会員。前田寛治 に傾倒
 1929 (S04): 渡仏。サロン・ドートンヌに出品。宿の隣室に 木下孝則
 1931 (S06):「二科会」会友
 1933 (S08): 帰国。「独立美術協会」会員
 1952 (S27): 日本大学芸術学部 教授
 1962 (S37):「国際形象展」同人
 1975 (S50):「日本芸術院」会員
 1976 (S51): 3/23 逝去