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FishEyeArt アート・ニュース 2010 - Vol.02 ( 8/12-9/10 )


  ■ その他のニュース記事:Index of Art News
  ◆ これからの展覧会情報:気になる企画展一覧



2010. 9. 10(金):

再興第95回院展

東京日本橋三越本店の新館7Fでは狭いだろうと思って出かけたら、本館7Fが第1・2会場で、新館7Fが第3会場でした。しかし、それでもスペースは足りなく、今回、作品のサイズ制限がかけられているそうで、巨大さでインパクトを出すような作品の出展は出来なかったようです。その意味で、全般が春の院展的でもありました。

それで、前回の春の院展では、高層建築等の上空を見上げる構図の作品が多いことが印象にありましたが、今回は、そういった出品は少なく、一方で、「雨」を表現した作品がいくつかありました。

センチメンタルな作風は減ってきたと思うのですが、でも、全般に「寂しい」トーンが多いんですよね。そんな風に感じるのは、私だけでしょうか。

東京展の情報はこちら

全国巡回日程は、次のパンフ(裏面)の通り。
院展HPの日程情報は、春のと秋のが混じりあってて判りにくいです。




人によって、時によって、感じ方はそれぞれですし、テーマや過程、技巧などを知る知らないでも大きく異なることがあると思いますが、今回、会場にて個人的に(相対的に)どうだったかといいますと、

しばらく足が止まった作品

  『 御田植祭り 』  高橋 天山
  『 拈華微笑 』  井手 康人

  『 雨ふり 』  前田 力
  『 春・ひとときの出会 』  伊藤 髟耳

  『 日月観 』  宮廻 正明
  『 通りゃんせ 』  杉 佳子

  『 緑 雨 』  大島 婦美枝

すこし足が止まった作品

  『 』  小田野 尚之
  『 祭壇(バリ島にて)』  吉村 誠司

  『 古城賦 』  福井 爽人
  『 春に舞ふ 』  郷倉 和子

  『 』  岡部 巌
  『 地と水 』  加来 万周

  『 雷天 』  廣田 晴彦
  『 吉野 』  塚本 敏清

  『 岩魚 』  西藤 哲夫
  『 reflection-2 』  大久保 智睦

  『 』  宇髙 健太郎




2010. 9. 9(木):

ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館 所蔵作品をアップ

ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館 という、長い長い名前の、ドイツの美術館です。

第1弾は、エルンスト、グリス、シャガール、シュレンマーをアップ。



2010. 9. 8(水):

アントワープ王立美術館 ルーベンスの部屋3D iPhone版

現在、東京オペラシティアートギャラリーにて、「アントワープ王立美術館コレクション」 展 が開催されていますが、この美術館はルーベンス作品の所蔵が豊富です。

美術館ホームページでは、その「ルーベンスの部屋」の中を擬似的に歩いて回れるようになっているヴァーチャル・リアリティが提供されています。

今回、ご紹介するのは、その iPhoneアプリ版。

   

 矢印ボタンや画面タッチで、前進・後退・右へ移動・左へ移動 などができます。
 3Dゲームにあるパターンですね。

 

 作品に近づくと、画面が切り替わって高精度の画像が表示されます。

 

 右上の "next" を押すと、解説文が出てきます。

 iPhone だと、まさに、「ポケットの中にルーベンス」 という感じです。


 → iTunes のページ
 → iPhone App Store では、"rubens 3d" で検索してインストール

 → アントワープ王立美術館HP
  → 「ルーベンスの部屋 in 3D」紹介ページ 専用ソフトのインストールが必要



2010. 9. 7(火):

ヴァルラフ=リヒャルツ美術館のアスパラガス

ケルン市立 ヴァルラフ=リヒャルツ美術館 には、次の所蔵があります。


マネ 『 アスパラガス 』 1880  46.0*55.0


マネのアスパラガスというと、オルセー美術館 所蔵作品である

 『 アスパラガス 』 1880  16.5*21.5

の方が有名だろうと思いますが、実は、マネ自身の弁によると、このオルセーの1本のアスパラガスは、ヴァルラフ=リヒャルツ美術館のアスパラガスの束から落ちた一つだとのこと。

上記、束の作品を当時の美術雑誌「ガゼット・デ・ボザール」編集者シャルル・エフリュッシ氏に販売した際に、エフリュッシ氏が多めに代金を払ったので、マネが1本のみの作品を添えて贈呈したもので、つまり、オルセーのアスパラガスの元となる作品なわけです。

そう言われてみれば、なんだか、意味深な、アスパラガスくんたちですね。



2010. 9. 6(月):

Smarthistory というサイト

ArtBabble のパートナーを見ていたら、" Smarthistory " というサイトがあることに気付きました。

smart + art + this + story を組み合わせた造語かと思いきや、Smartな History ですね。

世界の名画に限らず、紀元前からの傑作アートを、みんなで紹介していこうという、これもまた、素晴らしい試み。非営利の活動ですが、バックに支援があるのかもしれません。

現在、紹介作品数 = 303点、映像による解説数 = 241点と充実。もともと、ブログの活動からスタートしたもののようですが、今後も増えていくのでしょう。

先の ArtBabble も「参加する人のアートのレベルは問われない」という、すばらしい方針があって、アートを支える層の厚さを感じます。
日本語の、日本でも実現されたい活動ですね。うらやましい。



2010. 9. 5(日):

ヴァルラフ=リヒャルツ美術館 のページをアップ

先日、ルートヴィヒ美術館 のページをアップしましたので、その前身であるケルン市立 ヴァルラフ=リヒャルツ美術館 のページをアップしました。ルートヴィヒ美術館が 20世紀美術を展示するために分離されたので、ヴァルラフ=リヒャルツ美術館は、それ以前の作品を所蔵することになります。



2010. 9. 4(土):

最近のアート・ニュース記事まとめて

奈良美智 "NOBODY'S FOOL" 展
 会場: アジア協会(ニューヨーク)
 期間: 2010. 9. 9 - 2011. 1. 2
 http://bit.ly/9YJWFZ

「アメリカ絵画 1959-2009」展
 会場: ワシントン・ナショナル・ギャラリー
 http://bit.ly/atGWlu

AOLによるアーティスト支援
 "Aol Artists." というプロジェクトがあるそうです。
 http://www.aolartists.com/

講談社野間記念館「鏑木清方一門と近代美人画」展
 会場: 講談社野間記念館
 期間: 2010. 9. 4 - 10.24
 http://bit.ly/d4uFau

池田輝方・蕉園、山川秀峰山村耕花の、こんな作品があったとは、新たな発見!

もうすぐ 上村松園 展
 いろんな駅のホームに、上村松園展 の告知の大きなポスターが出てますね。

 『 』 1918 (T07)  東京国立博物館

は、生霊を描いた、実際に会うとゾゾっとする作品なんですが、こうも暑くては、それも効かないという感じです。



2010. 9. 3(金):

ArtBabble

ワシントン・ナショナル・ギャラリー からのニュースレターで "ArtBabble" http://www.artbabble.org/ というサイトがあると知らされた。

どんなサイトだろう? と行ってみたら、アメリカを中心に世界中の著名な美術館が数多く参加する、教育・研究のユーザー参加型動画サイト。

例えば、ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵のフェルメール作品を、館の学芸員さんが動画で説明してくれて、しかも、このように、その動画の頭を取り出すことまでOKとなっている。→ 2回クリックすると ArtBabble のページに飛んで動画が始まる形式。ユーザー参加型で、質問をすることもできる。

 ↓ 1回クリックすると真っ暗になるので、もう一度クリックしてください

 

 フェルメール天秤を持つ女 』 1664頃  39.7*35.5
   ワシントン・ナショナル・ギャラリー 蔵

  等、4作品を、X線分析や3D解析も交えながら解説。


ふむ、これは、すばらしいサイトだ。

現在の使えるネット技術をフル活用して、美術館横断の共同で展開されており、1年以上前からあった模様。今後、ちょくちょく、利用させていただこう。

日本語紹介があれば、、とも思うが、むしろ、日本の美術館の参加があって、世界に向けての日本アート解説があってほしい。



2010. 9. 2(木):

スコットランド国立美術館「印象派の庭」展 iPhoneアプリ

海外の美術館では、iPhoneアプリを使って作品解説や展覧会情報をリッチに提供するところが増えてきています。今回、スコットランド国立美術館にて開催されている展覧会専用の iPhoneアプリを紹介します。充実の力作アプリです。



アプリのトップ画面。

表紙を飾る作品は、

ルノワール 『 庭でパラソルをさす女性 』 1875-76

   テッセン・ボルネミッサ美術館(スペイン)蔵



作品ごとに、映像や音声解説が充実しています。

動画には、美しいスコットランドの庭が出てきますよ。



ハイライト作品では、画像と簡単な解説が入っています。



モネモンソー公園 』 1878 72.7x54.3

    メトロポリタン美術館



展覧会に合わせて開催される、各種イベント情報です。これも便利ですね。



Google地図も入ってます。


この他にも、会場にて作品横に記載されている「ガイド・ナンバー」を、このアプリに入力すると、その作品解説が出るようになっているようです。


■「印象派の庭」展
 会場: スコットランド国立美術館(イギリス)
 期間: 2010. 7. 31 - 10.17
 URL: http://www.nationalgalleries.org/whatson/exhibition/5:368/9312

 → iTunes のページ
 → iPhone App Store では、"impressionist gardens" で検索してインストール

 日本でも、こういったサービス、増えてきたら嬉しいですね!



2010. 8. 31(火):

グロスター大聖堂で現代彫刻家展

明日、9月1日より、イギリスの由緒ある旧い教会、グロスター大聖堂 にて、世界的に著名な現代彫刻家による彫刻展が開催されます。

デミアン・ハースト、アントニー・ゴームリー、サラ・ルーカス、エドゥアルド・パオロッツィ、リン・チャドウィック 等々による70点以上の作品が展示。

一瞬、聖堂の建造物に現代彫刻家の彫刻が置かれるのだろうか、と思いましたが、そうでは無いようです。しかし、十分に違和感あって、面白いでしょうね。


■ 十年の彫刻 展
 会場: グロスター大聖堂(イギリス)
 期間: 2010. 9. 1 - 10.30
 URL: http://www.crucible2010.co.uk/


 > ウィキペディア: グロスター大聖堂



2010. 8. 30(月):

デュフィのカレンダー

来年も、デュフィのカレンダーは日本には入ってこないそうです。数年前、流通経路が切れてしまったためらしいのですが、詳細までは分かりません。

以下は、Amazonフランスで 2009年版を購入した際の手順です。今日現在、通用するかどうか保証できませんが、参考になりましたら。


http://www.amazon.com へ行って、Amazon USに 新規会員登録。メアドとパスワードだけで簡単登録

・ Amazon fr の デュフィ・カレンダーのページへ行き、メアドとパスワードを入れて注文
 → Amazon fr 2011年版 デュフィ・カレンダーのページはこちらです

・ フランス語でも、いつもの日本のアマゾンのページと作りは一緒

・ 国を選ぶメニューで、"Japon" あります

・ 支払方法も、VISA, Master, Amex と、これも、いつもと同じ

・ カレンダーそのものは、10ユーロ程度でも、送料が、それ以上かかりますので注意してください。


それから、RMN=フランス国立美術館連合の オンライン・ショップ(フランス語なので、ブティック)でも多くの絵画カレンダーが販売されています。けれども、ココにもデュフィ・カレンダーはありませんでした。



2010. 8. 29(日):

ルートヴィヒ美術館 その4

ラストは、まだ、専用のページを立てていない画家ですが、エンデ、マッケ、マッタ、マルク、マレーヴィチをアップ。



2010. 8. 28(土):

再興第95回 院展


■ 再興第95回 院展

 会場: 日本橋三越本店、本館7F・新館7F
 期間: 2010. 9. 8 - 9. 20
 URL: http://www.nihonbijutsuin.or.jp/


例年、秋の院展の東京展は東京都美術館で開催されますが、現在、東京都美術館が改装工事中であるため、今年と来年は日本橋三越本店にての開催となります。お間違えなく。


大きな地図で見る



2010. 8. 27(金):

モルガン図書館&美術館でリキテンスタイン展

■ リキテンスタイン 白黒素描展 1961-1968
 会場: モルガン図書館&美術館(ニューヨーク)
 期間: 2010. 9.24 - 2011. 1. 2
 URL: http://www.themorgan.org/exhibitions/exhibition.asp?id=34

モルガン図書館&美術館は、古文書の図書館と思い込んでいたのですが、こういった展覧会もあるのですね。初めて知りました。



2010. 8. 26(木):

ルートヴィヒ美術館 その3

第3段は、ブラック、マグリット、マティス、モディリアーニ、ユトリロ、リキテンスタイン、レジェ をアップ。



2010. 8. 25(水):

エリ・ブロード氏、またしても美術館建設

不動産デベロッパーから民間年金会社で財を成した実業家&慈善家のエリ・ブロード氏が妻のエディスさんと共に、新たに美術館を建設とのこと。

UCLA エリ&エディス・ブロード・アートセンター
ロサンジェルス郡立美術館 ブロード現代美術館
ミシガン州立大学 エリ&エディス・ブロード美術館

に続き、今回は、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールの近くだそうです。

グッゲンハイム美術館のような展開ですが、違うのは、氏の肩書きが「慈善家」とあるように、その美術館を(現代アートのコレクションも合わせてかな?)そのまま寄贈してしまうところでしょう。おそらく、今回の発表の新美術館も。

どえらい大金持ちの、スケールの大きなアート活動。ためいき出ますね。
別途で、もっと調べてみたいと思います。

ブロード・アート基金のサイト > http://broadartfoundation.org/

→ 2011.01.08追記: その後、発表された美術館デザインの記事




2010. 8. 24(火):

ギィジェルモ・クイッツカ 展

ギィジェルモ・クイッツカ氏は 1961年、アルゼンチン生まれ。

今回、スミソニアン博物館ハッシュホーン博物館 にて回顧展開催。
マイアミ美術館 → オルブライト=ノックス美術館 を経ての巡回。

■ ギィジェルモ・クイッツカ 展
   Guillermo Kuitca: Everything-Paintings and Works on Paper, 1980-2008
会場: スミソニアン博物館・ハッシュホーン博物館
期間: 2010.10.21 - 2011. 1.16
URL: http://hirshhorn.si.edu/exhibitions/view.asp?key=21&subkey=55

 → ギィジェルモ・クイッツカ氏公式HP





2010. 8. 23(月):

ルートヴィヒ美術館 その2

2度目の来日の今回は、まだ、最後の巡回 鹿児島市立美術館 にて、9月5日まで開催中ですね。失礼しました。

1度目の来日は 1995年で、15年ぶり。2度目と1回目とでは出品が重なる作品が多かったものの、また別の作品が出品されました。しかし、この美術館、豊富なピカソの所蔵をはじめ、その他にも欧米の抽象表現主義作品などなど、多様で豊富な作品の所蔵があるようです。ホームページのコレクション選を観ただけでも、日本には来ていない作品がたくさんあります。

未だ来日していない作品を中心に、3度目、4度目の展覧会を開催していただきたいですね。

第2段は、クーニング、クレー、シャガール、シュレンマー、デルヴォー、ドラン、ノルデ、ピカソをアップ。



2010. 8. 21(土):

ルートヴィヒ美術館 のページを新規に追加アップ

ドイツの西、ケルン大聖堂で有名なケルン市の、そのケルン大聖堂の近くにある美術館。「ケルン」とは「オーデコロン」の「コロン」であり、「オーデコロン」=「ケルンの水」ということ。この土地のライン川の水が香水に利用されてきたことから付いた名前。

余談から入ってしまいましたが、さて、この美術館のコレクション、一度、日本に来たことがあり、2010年の全国巡回展覧会は2度目の来日でした。

第1段として、ウォーホル、ヴラマンク、エルンスト、カンディンスキー、キリコ、キルヒナーをアップ。数回に分けて紹介していきます。



2010. 8. 20(金):

アート・ニュース記事をまとめて

アート・ニュースというタイトルのページながら、展覧会情報等だけでは「ニュース」になりませんね。ツイッターでは速報出すも、140字では書き切れないことも含めて、ココにニュース記事をアップするようにします。

以下は、最近のニュース。


メトロポリタン美術館のピカソ展の来場者は 70.3万人 http://bit.ly/d5g8hm

ニューヨークの メトロポリタン美術館 では、2010. 4.19 - 8.15 の期間、ピカソ展が行われていましたが、当初の予想以上の入場だったらしいです。春先に、この美術館の閲覧者が転んでピカソの絵(『 役者 』1904-5 )を破ってしまった(その後、無事修復)という事故があったこともあって、話題になったのかもしれません。


美術館の iPhoneアプリ、続々と

先日のオルセー美術館展2010 でも iPhoneアプリが、日経からだっと思いますが、公開されましたが、今回、更新された MoMA のそれは本格的美術館 iPhoneアプリ。http://bit.ly/MoMAapp
なにせ、MoMAのコレクションDBも引っ張ってくることができるのですから、まさに、「ポケットの中にMoMA」という感じで利用できます。すごいです。

一方、スコットランド国立美術館では「印象派の庭」という企画展が開催されていて、それも iPhoneアプリが公開されました。http://bit.ly/cpX0II
ところが、日本からの iTunes ではアクセスできないんですね。これ、一種のバグですよねぇ :-(


ジム・デネバン氏、ベンガル湖の氷上に幾何学模様 http://bit.ly/cBFXmA

アメリカで人気の高級アパレル「アンソロポロジー」は "anthropologist" というタイトルで、アーティスト支援を行っているらしいです。今回、砂の上の巨大地上絵アーティスト=ジム・デネバン氏による、シベリアのベンガル湖の氷上にての幾何学模様アートを公開。美しいです。涼しいです。
> ジム・デネバン氏HP


今年の秋の院展(東京展)は日本橋三越新館で開催

毎年、上野の東京都美術館で開催されていた院展。現在、東京都美術館は改修工事中なので、どこで開催されるのだろう? と思っていたら、日本橋三越新館の7Fで行われるそうです。日本橋三越新館って、あんまり広くない記憶なんですが、出品作品のサイズも制限されるそう。
正式な展覧会情報は、もう少ししたら 日本美術院サイト 上にて公開されるでしょう。 東京展は、9/8 - 9/20 です。


美術館連携 Twitterイベント "Ask a Curator"

今年2月、「世界中の美術館のツイッター・アカウントをフォローしましょう!」というツイッター・イベント "Follow a Museum" が開催されましたが、今回は、その第2段。

"Ask a Curator" 「学芸員に聞け」という感じでしょうか。9月1日に、参加美術館・ギャラリーの学芸員さんたちにツイッターで質問を投げることができるというイベントです。http://www.askacurator.com/

今日までのところ、日本からの参加は無いようですね。ちょっと、残念。



2010. 8. 19(木):

ザ・コレクション・ヴィンタートゥール 展

ヴィンタートゥール美術館はスイスの一都市にある美術館。
バラエティに富む秀作の多いコレクションでした。

スイス生まれである ヴァロットン の油彩画は日本には所蔵が(今まで調べた中では)無く、先日のオルセー展2010 で新たに感動された方も多いでしょう。そのヴァロットンの絵画作品が、今回4点も出品されています。

静物画のキュビズムの作者=グリス。落ち着いた色合いが良いのですが、今回、人物をキュビズムで描いた作品が出ています。しかも人体が立体になっているのは珍しい。

ピエロ 』 1919

グリス も日本で鑑賞できるところは、とても少ないので、お勧めです。

その他、 シスレー 『 朝日を浴びるモレ教会 』 1893 は、一瞬、ユトリロ? と思える教会の絵で、シスレーにしては空が狭い作品。 マルケ 『 ラ・ヴァレンヌ=サン=ティレール 』 1913 は、港シリーズにあるような透明感ある川辺を描いた作品で、これも良かったですね。

それから、ぺちゃんこの人物彫刻である、アルベルト・ジャコメッティ。彼の父=ジョヴァンニ・ジャコメッティは画家だったんですね。ジャコメッティの彫刻と、彼の父の絵画も出品されています。


ところで、今回の図録はマグネット付きで本が開け閉めできるようになっているという、珍しい作りです。

重たすぎも無く、丁寧に扱いたくなる作りであり、展覧会を思い出しては、作品を一点一点味わいながら再び観られるようにしてある本でしょう。

こういうセンスの良い図録って、やはり、館の意向をもって作られるのでしょうか。

■ ザ・コレクション・ヴィンタートゥール 展
 会場: 世田谷美術館
 期間: 2010. 8. 7 - 10.11
 URL: http://www.collection-winter.jp/

 2010. 6.13 - 7.25 : 宇都宮美術館
 2010.10.21 - 12.26 : 兵庫県立美術館
 2011. 1.21 - 3.27 : 長崎県美術館

> ヴィンタートゥール美術館HP    英語版は無いか。う~む、つらい。。



2010. 8. 17(火):

北海道立近代美術館 その2

日本洋画と西洋画をアップ。パスキン収集は方針なんでしょう、所蔵が多いです。

ココには、藤田嗣治展が行われた際に、特別に再制作された、聖チェチリアのステンドグラスがあります。日本で観られる貴重な1枚でしょうね。

平和の聖母礼拝堂 』 2008 (H20)  ガラス・鉛



2010. 8. 16(月):

北海道立近代美術館 のページを新規に追加アップ

第一段で日本画。北海道出身の岩橋英遠、筆谷等観、山口蓬春の作品所蔵が多いです。



2010. 8. 15(日):

「ドガ」展と、もう一つのオルセー美術館展

オルセー美術館のセキュリティ機能強化等の改装のために、今年は、大量の印象派関連作品が世界に放出されていますが、国立新美術館での「オルセー美術館展2010」に続き、次はドガが大量に横浜にやってきます。


■「ドガ」展
 会場: 横浜美術館
 期間: 2010. 9.18 - 12.31
 URL: http://www.degas2010.com/
踊りの花形 』 1876頃  オルセー美術館

ドガ 自ら語っていた 「鍵穴から覗いているような」 浴後シリーズ を、まとまって鑑賞できたら良いのですが。。

この美術展の感想 (10/13記)

ところで、オルセーからは、もう一つの大規模な海外巡回展が行われていて、これは9月6日までサンフランシスコのデ・ヤング美術館で開催されています。その次は、テネシー州ナッシュビルのファースト・センターへ巡回するそうです。

■ 初期印象派 展
 会場: ファースト・センター (アメリカ/ナッシュビル)
 期間: 2010.10.15 - 2011. 1.23
 URL: http://www.fristcenter.org/site/exhibitions/exhibitiondetail.aspx?cid=796

それで、東京展はオーストラリアのキャンベラでの展覧会後の巡回だったのですが、東京の次は、どこへ行くか? というと、なんと、また、デ・ヤング美術館へ巡回なんですね。

■ ポスト印象派 展
 会場: デ・ヤング美術館 (アメリカ/サンフランシスコ)
 期間: 2010. 9.25 - 2011. 1.18
 URL: http://deyoung.famsf.org/deyoung/exhibitions/van-gogh-gauguin-cezanne

サンフランシスコの人は立て続けに2度美味しいでしょう。



2010. 8. 14(土):

バレエの舞台幕になっていたピカソの作品

20世紀初頭、当時、前衛バレエとして全盛を誇っていた、セルゲイ・ディアギレフ氏率いる ロシア・バレエ団(バレエ・リュス)。ピカソは彼らの舞台装飾の担当であり、その他にも ココ・シャネルマティス らも参加していました。

ピカソ の舞台幕というと、

バレエ「パラード」の幕 』 1917  ポンピドゥー・センター

がありますが、この他に、次の作品を元にした、横10×縦11メートル、重さ 350kg の大舞台幕が制作されていたそうです( 1924年作 )。
ピカソ: 海辺を走る2人の女
   AllPosters

海辺を走る2人の女 』   1922
   32.5*41.1    ピカソ美術館(パリ)

今年3月に東京国立博物館で開催された長谷川等伯展に出品されていた『 仏涅槃図 』が、横5.2×縦7.9メートルでしたから、あれよりも大きな作品なんですね。

このピカソの舞台幕は、現在、イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に収蔵されており、それを展示する展覧会が今回開催されます。

■「 ディアギレフとロシア・バレエ団の黄金時代 1909-1929 」展
 会場: ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(イギリス)
 期間: 2010. 9.25 - 2011. 1. 9
 URL: http://www.vam.ac.uk/exhibitions/future_exhibs/diaghilev/index.html

 舞台幕の画像が掲載されているプレス・リリースのページは、こちら


ところで、ピカソの最初の妻、オルガは、このバレエ団に所属するバレリーナでした。

椅子に座るオルガ 』 1917 130.0*88.8
ピカソ美術館(パリ)

ピカソ: 椅子に座るオルガ
オールポスターズ



2010. 8. 13(金):

野口彌太郎 のページを新規に追加アップ

戦前、フランスに渡り、サロン・ドートンヌに出品していた人。ドンゲンやマティス調の作品もある。

海外の美術館にも所蔵あるのかな?

美術館によっては、「弥太郎」という表記があれば、「彌太郎」という表記もあり。検索システムが別ものとして判断できないことがあり、時に、ちょっと困った問題。



2010. 8. 12(木):

「ウフィツィ美術館 自画像コレクション」 展 (予告)


「ウフィツィ美術館自画像コレクション」
  - 巨匠たちの「秘めた素顔」1664-2010 - 展

 会場: 損保ジャパン東郷青児美術館
 期間: 2010. 9.11 - 11. 14
 URL: http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html

パンフレットの表紙を飾る、この作品は

マリー・アントワネットの肖像を描く《ヴィジェ=ル・ブラン》』 1790

ヴィジェ=ル・ブラン 35歳の時に(若き日の)自分を描いた作品。

先日、記事をアップした サージェント の自画像もココに所蔵されているので、それも来るのかな?

いや、しかし、次々と海外の名作来るなぁ。。

 → ウィキペディア: ウフィツィ美術館

 → ウフィツィ美術館HP(英語版)

当美術展鑑賞の感想記事


 ■ その他のニュース記事:Index of Art News

 ◆ これからの展覧会情報:気になる企画展一覧