スウェーデンの女流画家 ヒルマ af クリント


ストックホルム近代美術館から新しい展覧会のニュースレターが届きました。今回は、ヒルマ af クリント (1862–1944) というスウェーデン出身の女流画家の回顧展。結構、美人ですね~。

これまで歴史に埋もれていたのですが、この人、実は、カンディンスキーやモンドリアン、マレーヴィチなどよりも先に抽象画を切り開いた人だそうで、美術展サイトには「ヒルマは未来のために絵を描いた」という解説があります。

生前には評価されなかった彼女の作品を、数十年の時を経て再評価しようという展覧会。サイトを見ると何点かの作品が紹介されています。円形のフォルムは、上記の抽象画家たちというよりは、どちらかというと ドローネー風であり、また、装飾・デザインのジャンルとも重なっている作品が多いかと思います。

時を経たアーティスト再評価掘り起こし型美術展、さて、後の時代にマッチして評価されるようになるのか否か、それは、企画する美術館の学芸員さんにとっても、チャレンジでありましょう。

Hilma af Klint – A Pioneer of Abstraction
2013. 2.16 – 5.26
at  ストックホルム近代美術館

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