ラファエロ展の感想


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「2度と日本では会えない」というのは、大型企画展でよく使われる常套文句ですが、その実、数年前に個別作品が来日していたり、また、数年後にまた来たりするということがあります。しかし、このラファエロ展が日本で実現することは、今後、数十年単位で、まず無いでしょう。

そういう貴重なラファエロ展の感想です。
といっても、毎日新聞に高階秀爾氏が展評を載せられています ので、こちらをご参照ください。それ以外のこと、恐れ多くて何も書けません。^^;;

一つだけ感想はといいいますと、当時、ラファエロが作成していた作品は宮廷の装飾などが主であったため、一般の人には鑑賞できませんでした。そのため、工房で多くの職人を使って各作品を版画にし一般市民も鑑賞できるようにしていたそうです。16世紀初頭、既に、そういう美術出版の走りがあったのですね。その版画も、今回、展示されています。

上記写真は、国立西洋美術館の外観です。写真を撮る時、とてもたくさんの人が館前を歩いていたのですが、撮ってみたら誰も写っていないのでした。マリア様が、人払いされたのかもしれません。まさか、そんなことは。。と思うのですが、不思議です。

ラファエロ展
at 国立西洋美術館
2013. 3. 2 – 6. 2
図録:¥ 2,800

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