今日のお知らせまとめ 2013.8月前半


8/16 ホテルオークラ東京で開催中の「第19回 秘蔵の名品アートコレクション展」(8/7-9/1) の感想をブログにアップしました。

8/15 渋谷パルコ向かいの、たばこと塩の博物館。墨田区移転予定で、この地では最後の展覧会(-9/1)。浮世絵の所蔵も多いですね。100円。

8/14 大倉集古館にて開催中の 「大倉コレクションの精華 II」 展の感想 をブログにアップしました。

8/13 今週の Happy Birthday! は、ギュスターヴ・カイユボット、8/19生まれ。10/10からブリヂストン美術館にて待望の大回顧展。これは楽しみです。

8/12 泉屋博古館・東京「テーマにみる近代日本画」(-8/18)、小林古径の『 人形 』のモデルとなった仏蘭西人形も展示。しかし、古径の墨画の方が数段すばらしい

8/11 ベルギー王立美術館HPのコレクションDBが改訂されてました。かなり良くなったようです。まずは マグリット のページのリンクを貼り替えました。

8/10 山種美術館の来年の展覧会予定 が公開されています。意外な組み合わせの企画もいくつかあって、どれも楽しみですね。^^

8/ 9 神奈川県立近代美術館のホームページ が回復したそうです。コレクションDBも復活していてほっとしました。

8/ 8 今週の Happy Birthday! は、橋本雅邦 8/12生まれ。代表作の『 龍虎 』 静嘉堂文庫美術館での展示は時々しか行われませんが、保存状態の良い作品です。

8/ 7 毎月の定点観測である、7月の高額落札アート作品一覧 をアップしました。エル・グレコの作品が2点も出てました。

8/ 6 9/16 福島県立美術館にて神戸智行氏講師による、小学生対象の若冲『 鳥獣花木図屏風 』 巨大ぬりえワークショップが開催されるそうです。

8/ 5 気になるデパート物産展、ようやく戻ってきました。新宿伊勢丹の「夏の大九州展」 (8/7-8/12) のページの写真、鹿児島のシロクマ美味しそう!食べたい!

8/ 4 東京ステーションギャラリーの英国現代アート展が ブリティッシュ・カウンシル・コレクション展であること判り、ツイッターでも反響多かったので、少し予習。

8/ 3 今週の Happy Birthday! は、アンディ・ウォーホル、8/6生まれ。8/7から国立新美術館で「アメリカン・ポップ・アート展」が始まります。

8/ 2 8月に入りました。芸術の秋で、秋がサイトアクセス多いように感じますが、実は、毎年、真夏の8月のアクセスが一番多いんですね。宿題系かな?

8/ 1 三菱一号館美術館で開催の美術展 パンフを並べてみると、すべて赤基調。赤がお好き? 来年の「 ザ・ビューティフル 」展は、文字通り美しいですね。

秘蔵の名品アートコレクション展の感想


okura201308

毎年夏の時期にホテルオークラ東京にて趣向を変えて開催される「秘蔵の名品アートコレクション展」。今年は「パリ」という場所をキーにした作品展。第一次世界大戦後にパリに集まったエコール・ド・パリの画家たちを対象にした展覧会は度々開催されていますが、今回は日仏両画家の作品を織り交ぜてあるところが特徴的でしょう。

ヴラマンクに里見勝蔵、ユトリロに佐伯祐三などなど、パリに行った日本人画家が、どういう風に影響を受けて、そして、それを越えて自分の境地を切り開いたかを、それぞれの作品を並べて展示してあります。

マルケの展示があるところで、藤島武二はマルケの影響を受けているはずだと思うのですが、藤島の展示はありませんでした。彼はパリの風景は描いていなかったからであり、時代がずれるからしょう。いつかどこかで、マルケと藤島武二の比較、および、その後の影響について分析した展覧会がないかな、と思っています。

さて、個別の作品の感想としては、、

モネ『 菫の花束を持つカミーユ・モネ 』。へぇー、こんなカミーユの肖像画があったのですか。しかも、所蔵は知れないものの、日本国内に。カミーユの表情がはっきり知れる作品は、カミーユが何人も現れる『 庭の女たち 』か、もしくは死の床の悲しい作品ぐらいで、これは珍しいです。これこそ「秘蔵の名品」と思いきや、企画者のお一人である熊澤さんから「2007年の国立新美術館でのモネ展に出ていたよ」と教えていただきました。それは漏らしてました。

パンフレットから、アサヒビール大山崎山荘美術館のモネ『 睡蓮 』が出ることが知れていましたので、2メートル四方の大きな作品が来るのだろうかと期待していましたが、それは叶わなかったようです。

パリということで藤田の作品も出ているだろうと思ったら、6点も出ていました。『 パリ風景 』は「小さな職人」タッチの作品で、内容は富める者と貧しき者でしょう。清方の『 讃春 』みたいなもの。『 朝の買物 』も市中での1ショットですが、藤田のそういう作品が他にもあったことは発見でした。

 

モネ ユトリロ 佐伯と日仏絵画の巨匠たち
ホテルオークラ東京 アスコットホール(別館地下2階)
2013. 8. 7 – 2013. 9. 1

大倉コレクションの精華 II の感想


okura201308_2「大倉コレクションの精華 II - 近代日本画名品選 -」展。

今回、横山大観の「ローマ日本美術展覧会ポスター」が出るとあり、これは観ておきたいと思いました。さて、いつ行こうかと思っていたら、ホテルオークラ東京 別館地下2階のアスコットホールで開催されている「秘蔵の名品アートコレクション展」の 1,200円のチケットで、こちら大倉集古館の展覧会も鑑賞できるとありました。ラッキー。得した感じです。^^

いつも花冷えのする寒い春先に鑑賞することが多い大観の『 夜桜 』。この特別に暑い夏に観ると、なんだか違和感がありました。秋に横浜美術館で逢うときは、また別の感覚でしょうか。

この、ローマ日本美術展覧会出展作品の中で好きなのは、小林古径の『 木菟図 』です。暗闇の中、ミミズクの紅い目が赤い木の花と同調して、そして、キョロっと動き出しそうなのです。

大倉コレクションの精華 II 展は、 2013. 8. 3 – 9.29
秘蔵の名品アートコレクション展は、2013. 8. 7 – 9. 1

ですので、9/1までにホテルオークラ東京に行かれて、一緒に鑑賞されることおすすめです。^^

 

2013年7月の高額落札アート作品トップ10


毎月の定点観測です。

1. エドワード・バーン=ジョーンズ 『 Love among the Ruins 』  2,245万ドル
2. エル・グレコ 『 Saint Dominic in prayer 』  1,397万ドル

3. Qi Baishi 『 Pine tree and eagle 』  1,312万ドル
4. Canaletto 『 The Molo, Venice from The Bacino di San Marco 』  1,283万ドル

5. Claude Joseph Vernet 『 A view of Avignon, from The right bank of the Rhône near Villeneuve 』  816万ドル
6. Frederic Remington 『 Cutting Out Pony Herds (A Stampede)』  562万ドル

7. エル・グレコ 『 Christ on the Cross 』  525万ドル
8. Giovanni Domenico Tiepolo 『 The celebrated deeds of the Porto family of Vicenza 』  491万ドル

9. Chen Jiru 『 Album of plum blossom 』  471万ドル
10. Zhang Daqian 『 Landscape 』  468万ドル

artnet の一覧はこちら(画像が見られますが、一月で更新されます)

 

今日のお知らせまとめ 2013.7月後半


7/31 東京ステーションギャラリーのページ がまだでしたので追加しました。リニューアル後、フロアの拡大と共に、企画展の規模も大きくなりました。

7/30 今日は、しばし都会の喧噪を離れて、霧の濃い山奥へ。峰の合間に白くこもった霧が幻想的で、まさに大観や魁夷の作品の感じでした。

7/29 シカゴ美術館で「東松照明 Island Life」展開催予定。ココは、大規模ではありませんが、日本現代アートをよく取り上げてますね。

7/28 今週の Happy Birthday! は 速水御舟、8/2生まれ。ちょうど、8/10から山種美術館で御舟展が始まりますね。

7/27 来年の「クリーブランド美術館展」と「日本美術院再興100年 世紀の日本画」展は「日本美術の祭典」として開催。先行前売券が1,000円!

7/26 デトロイト市の財政破綻により、デトロイト美術館 はどうなってしまうのでしょう。一部で報道されているようなコレクションの消滅までは無いと思いますが。。

7/25 資生堂ギャラリーで開催されている 「ミン・ウォン展 私のなかの私」 の感想をブログにアップしました。ユニークな映像作品3部作です。

7/24 美術館 ツイッター/フェイスブック 一覧 を更新。東京国立博物館やトレチャコフ美術館、ナント美術館等の情報を追加しました。

7/23 渋谷の「たばこと塩の博物館」が、一旦閉館して墨田区へ移転するそうです。9/1までが 最後の展覧会 だそうですので、一度、行っておこうと思います。

7/22 今週の Happy Birthday! は 小磯良平、7/25生まれ。今回は趣向を変えて、過去の展覧会の図録を表示してみました。

7/21 「ファインバーグ・コレクション展」は MIHO MUSEUM へ巡回ですが、作品10点をスライドショー形式で 観ることが出来て良いです。

7/20 神奈川県立近代美術館のホームページ、通常にアクセスすると Flash版で内容少ないですが、右上で Html版にするとメニューが出てくるのでした。

7/19 オランダのクンストハル美から盗まれたビカソやモネの作品は燃やしたといい、パリ市立近代美の盗難作品は街のゴミに捨てたといい、理解不能。

7/18 横浜美術館で開催中の プーシキン美術館展の感想 をアップしました。おすすめ作品をピックアップ。

7/17 クラーク美術館、ジェローム、ムンク作品等々の掲載追加により、当サイトの総掲載作品点数が 13,200点になりました。^^

ブリティッシュ・カウンシル展の予告


来年1月から東京ステーションギャラリーで開催予定の「英国現代アート展」が仮称で発表されていました。イギリスのコンテンポラリー・アートが、まとまった形で美術館で開催されるのは珍しいので楽しみです。

さて、その中身は、まだ知れないのですが、先日、正式展覧会名が発表されました。

「プライベート・ユートピア ここだけの場所
ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在」
東京ステーションギャラリー / 2014. 1.18 – 3. 9

ブリティッシュ・カウンシルって、留学・英会話の ??
そうです。イギリスの国際文化交流機関ですね。
日本のページはこちら

ここがアートの活動が活発であること、所蔵があるとも知りませんでしたので、また、ツイートしたら意外と反響も多かったので、少し予習です。
本国のアートのサイトはこちら

アート活動や展示会等の情報が掲載されており、コレクションの作品画像も観ることができます。

イギリスのアーティストの初期段階の作品を集めることがコレクションのポリシーになっているとのこと。また、あらゆるメディアにおける突出した作品を集めているとのことです。

さて、これらの中から、どんな作品がやって来るでしょうか。東京ステーションギャラリーから展示会の詳細が出てくるのは、もう少し先でしょうが、期待してましょう。