暮らしと美術と髙島屋 展


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「たかしまや ART WALKING」の一つが世田谷美術館で開催されている「暮らしと美術と髙島屋 展」。

世田谷美術館の企画趣旨は、企業と美術の関連に焦点を当てたものだそうですが、しかし、その社会学的なアプローチの考察は、おいおい、他のデパートの活動や都市学などと共に、そういう興味が沸く時を待つことにして、^^; 個人的には、髙島屋史料館のコレクションを知ることが今回の一番です。

出展作品の中でのイチ押しは、コレ。

横浜髙島屋と日本橋髙島屋と、それぞれに開催の「美の競演 京都画壇と神坂雪佳」展では、細見美術館と京都市美術館の神坂雪佳作品が数多く出展されていますが、この展覧会でも1点出ていました。

飯田家四代目飯田新七還暦祝画帖」という、竹内栖鳳や菊池契月らを含め当時の著名な日本画画家による作品の祝賀画帳があり、これに、神坂雪佳の『 松葉掻 』 1918 (T07)頃 という作品が含まれています。これも、「ゆるい」、良い作品です。

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前・後期で作品入れ替えがあるのですが、日本画は結構な割合入れ替えされるそうで、その雪佳の作品も前期のみ(4/20- 5/19)展示です。

さて、先日、ニューオータニ美術館で開催中の 「ジャパンビューティ 描かれた日本美人」展の感想 で九條武子夫人のこと、彼女がモデルをしていたことを書きましたが、髙島屋でモデルになっているポスター作品が出ていました。

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写真や松園作品のモデルでの表情とも、また異なりますが、意外なところで連続してつながっていましたね。

あと、世田谷美術館だけでなく、玉川髙島屋で開催の「日本美術の輝き」展(4/24 – 5/12)でも髙島屋史料館の所蔵作品が出展されていますので、併せて鑑賞されると良いと思います(無料)。

at 世田谷美術館
前期:4/20- 5/19 | 後期: 5/21- 6/23
図録 ¥ 2,400

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