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甲斐庄楠音
 絵画作品と所蔵美術館

かいのしょう ただおと 1894(M27).12.23- 1978(S53). 6.16

甲斐庄楠音
暗い部屋の蝋燭の光の中に浮かび上がる 白粉の芸者さんたちの奇怪さをリアルに表現した一時期の作品、その作風は 岸田劉生 から “デロり” と評された。当然のこと、観る人の好き嫌い差は大きく出る。 後年、彼は映画の美術担当として活躍したが、まさに彼の日本画的和服の少し腰の曲がった女性が登場する。
「甲斐庄楠音 展」図録 1997. 2. 4 - 3. 9 開催 at 京都国立近代美術館
  作品は『 島原の女(京の女)』1920 (T09) 69.0*43.0

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 Title  Year  Museum  I
太夫と禿
1912 (T01)頃 京都国立近代美術館
花札と女
1912-26(T期) 東京都現代美術館
露の乾ぬ間
1915 (T04) 京都国立近代美術館
桂川の場へ
1915 (T04) 京都国立近代美術館
虹のかけ橋
1915-76 (T04-S51) 京都国立近代美術館
遊女
1915 (T04)頃 京都国立近代美術館
1915 (T04)頃 京都国立近代美術館
畜生塚
1915 (T04)頃 京都国立近代美術館
毛抜
1915 (T04)頃 京都国立近代美術館
横櫛
1916 (T05)頃 京都国立近代美術館
秋心
1917 (T06) 京都国立近代美術館
横櫛
1918 (T07) 広島県立美術館
青衣の女
1919 (T08) 京都市京セラ美術館
幻覚
1920 (T09)頃 京都国立近代美術館
舞う
1921 (T10) 京都国立近代美術館
裸婦
1921 (T10)頃 京都国立近代美術館
裸婦
1921 (T10)頃 京都国立近代美術館
春宵(花びら)
1921 (T10)頃 京都国立近代美術館
道行
1924 (T13) 京都国立近代美術館
(黒衣の女)
1924-26 (T13-15)頃 新潟市美術館
裸婦
1926 (T15) 京都国立近代美術館
1927 (S02) 京都市京セラ美術館
文楽之図
1927 (S02)頃 京都国立近代美術館
籐椅子に凭る女
1931 (S06)頃 京都国立近代美術館

【 略歴 】
 1894 (M27): 12/23 京都 生まれ
 1912 (M45): 京都市立絵画専門学校 入学
 1916 (T05): 第2次「密栗会」に参加
 1918 (T07): 村上華岳 の勧めにより 国画創作協会展に出品
 1924 (T13):「国画創作協会」会友
 1926 (T15): 国画創作協会展出品作品が 土田麦僊 に ”きたない絵” として陳列拒否さる
 1928 (S03):「新樹社」結成
 1940 (S15): 映画監督の溝口健二と知り合い、映画の時代風俗考証家として活動
 1943 (S18): 芸術関係者サークル「山賊会」に参加
 1978 (S53): 6/16 逝去