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信長公記(巻の2)

巻の2 の現代語表記と登場人物関連のページです。

巻の2
 1569 (永禄12) 年 己巳
2-01:
六条合戦の事
正月 4日、三好三人衆 、ならびに
斎藤右兵衛大輔龍興斎藤龍興長井隼人長井道利 等、南方の諸牢人を相催し、
先懸けの大将:薬師寺九郎左衛門公方足利義昭 様 六条に御座侯を取り詰め、門前 焼き払い、既に寺中へ乗り入るべきの行てなり。
しかりしところ、六条に立て籠もる御人数: 細川典厩細川藤賢 ・織田左近・ 野村越中野村越中
赤座七郎右衛門赤座永兼 ・赤座助六・ 津田左馬丞津田盛月 ・渡辺勝左衛門・坂井與右衛門・
明智十兵衛( 明智光秀明智光秀 ・森彌五八・内藤備中・山縣源内宇野彌七
若狭衆:山縣源内・宇野彌七 両人、隠れなき勇士なり。御敵:薬師寺九郎左衛門 旗本へ斬ってかかり、切り崩し、散々に相戦い、余多に手を負わせ、槍下にて両人 討ち死 侯なり。
襲いかければ追い立て、火花を散らし相戦い、矢庭に 30騎ばかり射倒す。手負・死人、算を乱すに異ならず。乗り入るべき事、思いがけ寄らざるところに、 三好左京大夫三好義継
細川兵部大輔細川藤孝池田筑後池田勝正 、各々後巻これあるの由、承り、
薬師寺九郎左衛門、小口を甘
[くつろ]
げ侯。
これは後巻 桂川表の事。
細川兵部大輔細川藤孝三好左京大夫三好義継池田筑後池田勝正池田清貧池田清貧斎 ・伊丹・ 荒木( 荒木村重荒木村重 ・ 茨木、懸け向い、桂川辺りにて御敵に取り合い、すなわち一戦に及び、押しつ出されつ、黒煙立て相戦い、鎗下にて討ち取る頸の注文:高安権頭・吉成勘介・同弟:岩成彌介・林源太郎・市田鹿目介、これらをはじめとして、歴々 討ち取り、右の趣、信長へ御注進。

2-02:
御後巻き 信長 御入洛の事
正月 6日、濃州 岐阜に至りて飛脚参着。その節、以ての外の大雪なり。
「 時日を移さず御入洛あるべき 」の旨、相触れ、一騎駆けに大雪の中を凌ぎうち立ち、早御馬に召し侯ひつるが、
馬借の者ども「 御物を馬に負わせ候 」とて、からかいを仕り候。
御馬より下りさせられ、いずれも荷物一々引見御覧じて、
「 同じ重さなり。急ぎ候へ 」と仰せ付けられ侯。これは『奉行の者、依怙贔屓もあるか?』と、おぼし召しての御事なり。
以ての外の大雪にて、下々夫以下の者、凍え死 数人、これある事なり。
3日路のところ、2日に京都へ、信長 馬上10騎ならでは御伴無く、六条へ懸け入り給う。
堅固の様子 御覧じ、御満足 斜ならず。 池田清貧池田清貧斎 今度 手柄の様体、聞こし召し及ばれ、御褒美 是非に及ばず。天下の面目、この節なり。

2-03:
公方御構え 御普請の事
さて、「 この以後、御構え、これ無く侯ては如何?」の由に侯て、尾・濃・江・勢・三・五畿内・若狭・丹後・丹波・播磨14ヶ国の衆 在洛候て、二条の古き御構え、堀を広げさせられ、永禄12年 己巳 2月27日、辰の一点(7:30)、御鍬始め、これあり。
方に石垣 両面に高く築き上げ、御大工奉行: 村井民部村井貞勝島田所之助島田秀満 に仰せ付けらる。洛中洛外の鍛冶・番匠・杣を召し寄せ、隣国隣郷より材木を寄せ、それぞれに奉行を付け置き、油断なく候の間、ほどなく出来訖んぬ。
御殿の御家風 尋常に金銀をちりばめ、庭前に泉水・遣水・築山を構え、その上、
細川細川昭元 殿 御屋敷に「藤戸石」とて往古よりの大石侯、これを御庭に立て置かるべき 」の由にて、信長 御自身、御越しなされ、かの名石を綾綿を以て包ませ、色々花を以て飾り、大綱余多付けさせられ、笛・大鼓・鼓を以て囃し立て、信長 御下知なされ、即時に庭上へ御引付け候。
ならびに、東山慈照院殿の御庭に一年立て置かれ候「九山八海」と申し侯て、都鄙に隠れなき名石 御座候。これまた召し寄せられ、御庭に居えさせられ、その他、洛中洛外の名石名木を集め、眺望を尽さる。同馬場には桜を植え「桜の馬場」と号し、残る所なく仰せ付けらる。
その上、諸侯の御衆、御構えの前後左右に思い思いの御普請。歴々 甍を並べ、御安座をつくろい、御祝言の御太刀、御馬 御進上。
御前へ 信長 召し出だされ、かたじけなくも 三献の上、 公儀足利義昭 御酌にて御盃、ならびに、御剣いろいろ御拝領。御面目の次第、申すも愚かに侯。
今度、隣国の面々等、長々在洛にて、粉骨を尽さる。信長その面々へ御礼仰せられ、帰国の御暇下され侯ひしなり。

2-04:
御修理の事
そもそも、禁中 御廃壊 正体無きの間、これまた、
「 御修理なさるべき 」の旨、御奉行: 日乗上人( 日乗朝山日乗朝山村井民部少輔村井貞勝 、仰せ付けられ侯らひき。

2-05:
名物 召され置きの事
しかるに、信長、金銀・米銭 御不足なきの間、この上は、
「 唐物・天下の名物 召し置かるべき 」の由、御諚侯て、まず、
  上京 大文字屋
(疋田宗観)
所持の 一 「初花」
(*1)

  祐乗坊の 一 「富士茄子」
(*2)

  法王寺の 一 「竹柄杓」
  池上如慶が 一「蕪なし」
  佐野 一「雁の絵」
(*3)

  江村 一「桃底」    〆
友閑 ( 松井友閑 )松井友閑丹羽五郎左衛門丹羽長秀 御使申し、金銀・米を遣わし、召し置かれ、
天下の条目仰せ付けらる。
5月11日、濃州 岐阜に至りて御帰城なり。

*1
:「唐物肩衝茶入 銘 初花徳川記念財団
*2
:「唐物茄子茶入(富士)」 前田育徳会
*3
: 伝 牧谿筆「平沙落雁図」(「瀟湘八景図」の一つ)  出光美術館

2-06:
阿坂の城 退散の事
8月20日、勢州表 御馬を出ださる。その日、桑名
(三重県桑名市)
まで御出で、翌日、御鷹つかわされ御逗留。
22日、白子 観音寺
(三重県鈴鹿市)
に御陣を懸けられ、
23日、小作
(三重県津市)
御着陣。雨降り、御滞留。
26日、阿坂の城
(三重県松阪市)
木下藤吉郎羽柴秀吉 先懸けいたし攻められ候て、堀際へ詰め寄せ、薄手を被り罷り退かる。荒々と攻められ、かかわり難く存知、降参候て退散なり。
瀧川左近滝川一益 人数入れ置き、これより、付々の小城へは御手遣いも無く、直ちに奥へ御通り侯て、 国司父子 立て籠もられ侯、大河内
(三重県松阪市)
の城、とり詰め、信長 駆け回し御覧じ、東の山に信長 御陣を居させられ、その夜、まず、町を破らせ、焼き払い、
28日に四方を駆け回し御覧じ、
南の山に、 織田上野守 ( 織田信包 )織田信包瀧川左近滝川一益津田掃部 ( 織田忠寛 )織田忠寛
稲葉伊予稲葉一鉄池田勝三郎池田恒興和田新介和田定利中島豊後中島豊後進藤山城 ( 進藤賢盛 )進藤賢盛
後藤喜三郎 ( 後藤高治 )後藤高治蒲生右兵衛大輔 ( 蒲生賢秀) 蒲生賢秀永原筑前永原重康
永田刑部少輔永田正貞青地駿河 ( 青地茂綱 )青地茂綱山岡美作 ( 山岡景隆 )山岡景隆
山岡玉林 ( 山岡景猶 )山岡景猶丹羽五郎左衛門丹羽長秀 置かれ、
西に、 木下藤吉郎羽柴秀吉氏家卜全氏家卜全伊賀伊賀守安藤守就飯沼勘平 ( 飯沼長継 )飯沼長継
佐久間右衛門佐久間信盛市橋九郎右衛門 ( 市橋長利 )市橋長利塚本小大膳塚本小大膳
北には、 斎藤新五( 斎藤利治 )斎藤利治坂井右近坂井政尚 ・蜂屋伯耆・築田彌次右衛門・
中條将監 ( 中條家忠 )中條家忠磯野丹波 ( 磯野員昌 )磯野員昌中條又兵衛中條又兵衛
東に、 柴田修理柴田勝家森三左衛門森可成山田三左衛門 ( 山田勝盛 )山田勝盛長谷川與次長谷川與次
佐々内蔵介佐々成政 ・ 佐々隼人・ 梶原平次郎 ( 梶原景久 )梶原景久不破河内不破光治
丸毛兵庫頭 ( 丸毛長照 )丸毛長照丹羽源六丹羽氏勝不破彦三 ( 不破直光 )不破直光
丸毛三郎兵衛 ( 丸毛兼利 )丸毛兼利 。かように陣取り仰せ付けらる。
その上、四方 鹿垣 2重 3重結わせられ、諸口の通路を止め、
尺限の廻番衆: 菅屋九右衛門 ( 菅屋長頼 )菅屋長頼塙九郎左衛門 ( 原田直政 )原田直政
前田又左衛門前田利家福富平左衛門 ( 福富秀勝 )福富秀勝中川八郎右衛門 ( 中川重政 )中川重政
木下雅楽介・松岡九郎二郎・生駒平左衛門・ 河尻與兵衛河尻秀隆湯淺甚介 ( 湯浅直宗 )湯浅直宗
村井新四郎村井新四郎中川金右衛門中川金右衛門佐久間彌太郎佐久間弥太郎毛利新介毛利良勝毛利河内毛利長秀 ・生駒勝介・
神戸賀介・荒川新八・猪子賀介・ 野々村主水野々村主水 ・山田彌太郎・ 瀧川彦右衛門滝川彦右衛門
山田左衛門尉山田左衛門佐脇藤八佐脇良之
信長 御座所 御番の事:御馬廻・御小姓衆・御弓の衆・鉄砲衆に仰せ付けられ侯なり。
9月8日、 稲葉伊予稲葉一鉄池田勝三郎池田恒興丹羽五郎左衛門丹羽長秀 、両 3人、西搦手の口より夜攻めに仕るべきの旨、仰せ出だされ、御請け申す。その日、夜に入り、3手に分けて攻められ侯。人数を出だされ侯へば、雨降り侯て、御味方の鉄砲 御用に罷り立たず侯なり。
池田勝三郎池田恒興 攻め口にて、御馬廻の 朝日孫八郎・波多野彌三、討ち死 仕り候なり。
丹羽五郎左衛門丹羽長秀 攻め口にて討ち死の衆:近松豊前・神戸伯耆・神戸市介・山田大兵衛・
寺澤弥九郎・溝口富介・斎藤五八・古川久介・河野三吉・金松久左衛門・鈴村主馬 はじめとして、究竟の侍 20余人、夜合戦に討ち死。

この伊勢 北畠家攻めをもって、信長軍団の、その後の主だった武将が勢揃いしている。

2-07:
大河内国司 退城の事
9月9日、 瀧川左近滝川一益 に仰せ付けられ、
「 多芸の谷
(三重県津市)
国司北畠具教 の御殿をはじめとして、ことごとく焼き払い、作毛を薙ぎ捨て、忘国にさせられ、城中は干殺しになさるべき 」御存分にて 御在陣侯のところ、
にわかに走り入り侯の者、既に、端々餓死に及ぶに付きて、種々御侘言して、
信長公の御 2男: お茶箋 ( 織田信雄 )織田信雄 へ家督を譲り申さるる御堅約にて、
10月4日、大河内
(三重県松阪市)
の城、 瀧川左近滝川一益津田掃部織田忠寛 両人に相渡し、
国司父子 ( 北畠具教北畠具教北畠具房北畠具房 ) は、笠木
(三重県多気郡)
・坂内
(三重県松阪市)
と申す所へ退城侯ひしなり。

2-08:
関役所 御免除の事
しかる間、田丸の城
(三重県度会郡)
をはじめとして、国中 城々破却の御奉行、万方へ仰せ付けらる。
その上、当国の諸関、とりわけ、往還の旅人の悩みたる間、
「 末代に於いて御免除の上、向後、関銭召し置かるべからざる 」の旨、固く仰せ付けらる。

2-09:
伊勢 御参宮の事
10月5日、信長公 山田
(三重県伊勢市)
に至りて御参宮。堤源介 の所に御寄宿。
6日に内宮・外宮・浅間山に御参詣なさる。翌日 御下向、小作
(三重県津市)
御泊。
8日、上野
(三重県津市)
に御陣を懸けられ、これより、諸勢うち納めらる。
御茶箋織田信雄 公、大河内
(三重県松阪市)
城主として 津田掃部織田忠寛 を相添え置かれ申され、安濃津・渋見・小作 3ヶ所に 瀧川左近滝川一益 をかせられ、上野には 織田上野守織田信包 置き申され、御馬廻ばかり京都へ御伴。
「 その他 諸卒、国々へ帰陣侯へ 」と御暇下さる。
千草峠をうち越え、直ちに御上洛。
9日に千草まで御出で、その日、雪降り、山中大雪に侯事。
10日、江州 市原
(滋賀県東近江市)
に御泊。
11日、御上京。勢州表一国 平均に仰せ付けられたる様体、 公方足利義昭 様へ仰せ上げられ、4,5日御在洛にて、天下の儀 仰せ聞かる。
10月17日、濃州 岐阜に至りて御帰陣。珍重々々。





この巻の登場人物と他巻リンク

織田信長 [35歳]

青地茂綱 [--] あおち しげつな

 蒲生賢秀の弟。青地駿河
 2-06: 阿坂の城 退散の事
 3-10: 志賀御陣の事

赤座永兼 [--] あかざ ながかね

明智光秀 [41] あけち みつひで

 幕臣。明智十兵衛
 2-01: 六条合戦の事
 3-04: 越前 手筒山攻め落せらる...
 3-10: 志賀御陣の事
 4-05: 叡山御退治の事
 5-01: 武者小路 御普請の事
 5-03: 奇妙様 御具足初めに 虎後...
 6-02: 公方様御謀叛 付17ヶ条
 6-03: 石山・今堅田 攻められ候...
 6-07: 公方様 真木島に至りて御...
 6-08: 真木島にて御降参 公方様...
 6-09: 大船にて高島へ御働き、木...
 6-11: 阿閉 謀叛の事
 8-03: 河内国新堀城攻め干され...
 8-06: 禁中において親王様 御鞠...
 8-07: 越前御進発、賀・越 両国...
 9-03: 原田備中、御津寺へ砦 討...
 10-01: 雑賀御陣の事
 10-03: 御名物召し置かるるの事
 10-08: 片岡の城 攻め干さる事
 10-09: 信貴城 攻め落さるるの事
 11-01: 御茶の湯の事
 11-06: 高倉山西国陣の事
 11-08: 播磨神吉城攻めの事
 11-13: 荒木摂津守 逆心を企て...
 11-15: 丹波国波多野館取り巻...
 12-01: 摂津国 御陣の事
 12-05: 丹波国 波多野兄弟 張...
 12-06: 赤井悪右衛門 退参の事
 12-12: 謀書の事
 12-13: 伊丹城 謀叛の事
 12-18: 伊丹城 相果たし、御成...
 13-08: 因幡・伯耆両国に至り...
 13-11: 佐久間・林佐渡・丹羽...
 14-01: 御爆竹の事
 14-02: 御馬揃えの事
 14-07: 8月朔日 御馬揃えの事
 15-05: 木曾義政 忠節の事
 15-14: 人数備えの事
 15-25: 家康公・穴山梅雪 御上...
 15-26: 羽柴筑前守秀吉、備中...
 15-29: 明智日向 西国出陣の事
 15-31: 明智日向守 逆心の事
 15-32: 信長公 本能寺にて御腹...
 15-33: 中将信忠卿、二条にて...
 15-34: 江州安土城御留守居衆...

足利義昭 [32] あしかが よしあき

荒木村重 [34] あらき むらしげ

安藤守就 [66] あんどう もりなり

飯沼長継 [--] いいぬま ながつぐ

池田勝正 [30] いけだ かつまさ

池田清貧斎 [--] いけだ せいひんさい

池田恒興 [33] いけだ つねおき

磯野員昌 [46] いその かずまさ

市橋長利 [56] いちはし ながとし

稲葉一鉄 [54] いなば いってつ

岩成友通 [--] いわなり ともみち

氏家卜全 [57] うじいえ ぼくぜん

織田忠寛 [--] おだ ただやす

織田信雄 [11] おだ のぶかつ

織田信包 [26] おだ のぶかね

梶原景久 [--] かじわら かげひさ

蒲生賢秀 [35] がもう たかひで

河尻秀隆 [42] かわじり ひでたか

北畠具教 [41] きたばたけ とものり

北畠具房 [22] きたばたけ ともふさ

後藤高治 [--] ごとう たかはる

斎藤龍興 [21] さいとう たつおき

斎藤利治 [28] さいとう としはる

坂井政尚 [--] さかい まさひさ

佐久間信盛 [41] さくま のぶもり

 織田の家臣。佐久間右衛門
 2-06: 阿坂の城 退散の事
 3-04: 越前 手筒山攻め落せらる...
 3-06: 落窪合戦の事
 3-07: たけくらべ・かりやす砦の事
 3-10: 志賀御陣の事
 4-03: 大田口合戦の事
 4-04: 志むら攻め干さるるの事
 5-02: 交野へ 松永 砦仕り侯て 追...
 5-03: 奇妙様 御具足初めに 虎後...
 5-04: 味方ヶ原合戦の事
 6-05: 百済寺伽藍 御放火の事
 6-07: 公方様 真木島に至りて御...
 6-08: 真木島にて御降参 公方様...
 6-11: 阿閉 謀叛の事
 7-04: 蘭著待 切り取らるるの事
 7-05: 佐々木承禎、石部城退散の事
 7-09: 河内長島一篇に仰せ付けら...
 8-03: 河内国新堀城攻め干され...
 8-07: 越前御進発、賀・越 両国...
 8-14: 御家督 御譲りの事
 9-04: 御後巻 再三 御合戦の事
 9-05: 西国より大船を催し 木津...
 10-01: 雑賀御陣の事
 10-02: 内裡 御築地の事
 10-03: 御名物召し置かるるの事
 10-09: 信貴城 攻め落さるるの事
 11-06: 高倉山西国陣の事
 11-08: 播磨神吉城攻めの事
 11-11: 大船 堺津にて御見物の事
 11-13: 荒木摂津守 逆心を企て...
 11-15: 丹波国波多野館取り巻...
 13-01: 播州 三木落居の事
 13-03: 大坂退散 御請け誓紙の事
 13-09: 大坂退散の事
 13-11: 佐久間・林佐渡・丹羽...
 15-02: 御爆竹の事
 0-09: 備後守 病死の事
 0-18: 勘十郎殿 林 柴田 御敵の事
 0-23: 鳴海之城へ御砦の事
 0-24: 今川義元 討ち死の事
 1-04: 信長御入洛十余日の内に...

佐久間彌太郎 [--] さくま やたろう

佐々成政 [33] さっさ なりまさ

佐脇良之 [--] さわき よしゆき

柴田勝家 [47] しばた かついえ

 織田の家臣。柴田修理
 2-06: 阿坂の城 退散の事
 3-04: 越前 手筒山攻め落せらる...
 3-06: 落窪合戦の事
 3-07: たけくらべ・かりやす砦の事
 3-10: 志賀御陣の事
 4-03: 大田口合戦の事
 4-04: 志むら攻め干さるるの事
 5-02: 交野へ 松永 砦仕り侯て 追...
 5-03: 奇妙様 御具足初めに...
 6-03: 石山・今堅田 攻められ候...
 6-05: 百済寺伽藍 御放火の事
 6-07: 公方様 真木島に至りて御...
 6-11: 阿閉 謀叛の事
 7-04: 蘭著待 切り取らるるの事
 7-09: 河内長島一篇に仰せ付けら...
 8-03: 河内国新堀城攻め干され...
 8-07: 越前御進発、賀・越 両国...
 10-06: 柴田 北国 相働くの事
 10-09: 信貴城 攻め落さるるの事
 12-06: 赤井悪右衛門 退参の事
 12-16: 親王様 二条御新造へ行...
 13-04: 能登・加賀両国、柴田...
 13-05: 阿賀の寺内 申し付くる...
 13-11: 佐久間・林佐渡・丹羽...
 13-12: 賀州一揆 歴々 生害の事
 14-01: 御爆竹の事
 14-02: 御馬揃えの事
 14-06: 因幡国 鳥取城 取り詰...
 15-11: 越中富山の城、神保越...
 15-12: 武田典厩 生害、下曾禰...
 0-09: 備後守 病死の事
 0-12: 深田松葉 両城 手替わりの事
 0-15: 柴田権六 中市場 合戦の事
 0-18: 勘十郎殿 林 柴田 御敵の事
 0-25: 家康公 岡崎の御城へ...
 1-04: 信長御入洛十余日の内に...

島田秀満 [--] しまだ ひでみつ

進藤賢盛 [--] しんどう たかもり

菅屋長頼 [--] すがや ながより

滝川一益 [44] たきがわ かずます

瀧川彦右衛門 [--] たきがわ ひこえもん

中條家忠 [--] ちゅうじょう いえただ

中條又兵衛 [--] ちゅうじょう またべえ

塚本小大膳 [--] つかもと こだいぜん

津田盛月 [35] つだ もりつき

長井道利 [--] ながい みちとし

中川金右衛門 [--] なかがわ きねもん

中川重政 [--] なかがわ しげまさ

中島豊後 [--] なかじま ぶんご

永田正貞 [--] ながた まささだ

永原重康 [--] ながはら しげやす

日乗朝山 [--] にちじょう ちょうざん

丹羽氏勝 [46] にわ うじかつ

丹羽長秀 [34] にわ ながひで

 織田の家臣。丹羽五郎左衛門
 2-05: 名物 召され置きの事
 2-06: 阿坂の城 退散の事
 3-02: 名物 召し置かるるの事
 3-04: 越前 手筒山攻め落せらる...
 3-07: たけくらべ・かりやす砦の事
 3-08: 姉川合戦の事
 3-10: 志賀御陣の事
 4-01: 佐和山城 渡し進上の事
 4-04: 志むら攻め干さるるの事
 4-06: 御修理造り畢るの事
 5-01: 武者小路 御普請の事
 5-03: 奇妙様 御具足初めに...
 6-03: 石山・今堅田 攻められ候...
 6-05: 百済寺伽藍 御放火の事
 6-07: 公方様 真木島に至りて御...
 6-11: 阿閉 謀叛の事
 7-02: 前波生害、越前一揆蜂起の事
 7-04: 蘭著待 切り取らるるの事
 7-09: 河内長島一篇に仰せ付けら...
 8-01: 御分国 道作り 仰せ付けら...
 8-02: 公家領 徳政にて仰せ付け...
 8-03: 河内国新堀城攻め干され...
 8-04: 三州 長篠 御合戦の事
 8-06: 禁中において親王様 御鞠...
 8-07: 越前御進発、賀・越 両国...
 9-01: 安土 御普請の事
 9-04: 御後巻 再三 御合戦の事
 10-01: 雑賀御陣の事
 10-03: 御名物召し置かるるの事
 10-06: 柴田 北国 相働くの事
 10-07: 松永謀叛 並びに 人質...
 10-09: 信貴城 攻め落さるるの事
 10-13: 三州吉良へ御鷹野の事
 10-14: 中将信忠へ御名物11種...
 11-01: 御茶の湯の事
 11-06: 高倉山西国陣の事
 11-08: 播磨神吉城攻めの事
 11-13: 荒木摂津守 逆心を企て...
 11-14: 安部二右衛門 御忠節の事
 11-15: 丹波国波多野館取り巻...
 12-01: 摂津国 御陣の事
 12-03: 二条殿・烏丸殿・菊庭...
 12-05: 丹波国 波多野兄弟 張...
 12-09: 宇治橋 取り懸けの事
 12-10: 北畠中将殿 御折檻状の事
 12-18: 伊丹城 相果たし、御成...
 13-01: 播州 三木落居の事
 13-05: 阿賀の寺内 申し付くる...
 14-02: 御馬揃えの事
 14-03: 高天神 干殺し 歴々 討...
 14-04: 和泉 巻尾寺 破滅の事
 14-06: 因幡国 鳥取城 取り詰...
 14-09: 能登・越中 城々破却の事
 14-10: 伊賀国、三介殿に仰せ...
 14-11: 伊賀国へ 信長 御発向...
 15-14: 人数備えの事
 15-19: 御国割りの事
 15-23: 信長公 甲州より御帰陣...
 15-25: 家康公・穴山梅雪 御上...
 15-28: 家康公・穴山梅雪、奈...
 0-05: 景清 あざ丸刀の事
 0-40: 加治田之城 御味方に参る事
 0-41: 犬山両おとな 御忠節の事
 0-42: 濃州 伊木山へ御上りの事
 0-43: 堂洞砦 攻めらるの事
 1-04: 信長御入洛十余日の内に...

野々村主水 [--] ののむら もんど

野村越中 [--] のむら えっちゅう

羽柴秀吉 [32] はしば ひでよし

 織田の家臣。木下藤吉郎
 2-06: 阿坂の城 退散の事
 3-04: 越前 手筒山攻め落せらる...
 3-07: たけくらべ・かりやす砦の事
 3-08: 姉川合戦の事
 3-10: 志賀御陣の事
 4-02: 箕蒲合戦の事
 5-03: 奇妙様 御具足初めに 虎後...
 6-07: 公方様 真木島に至りて御...
 6-08: 真木島にて御降参 公方様...
 6-10: 岩成 討ち果たされ候事
 6-11: 阿閉 謀叛の事
 7-02: 前波生害、越前一揆蜂起の事
 7-10: 樋口夫婦 御生害の事
 8-07: 越前御進発、賀・越 両国...
 9-01: 安土 御普請の事
 9-04: 御後巻 再三 御合戦の事
 10-01: 雑賀御陣の事
 10-03: 御名物召し置かるるの事
 10-06: 柴田 北国 相働くの事
 10-09: 信貴城 攻め落さるるの事
 10-10: 中将信忠御位の事
 10-12: 但馬・播磨、羽柴に申...
 10-13: 三州吉良へ御鷹野の事
 11-01: 御茶の湯の事
 11-04: 磯野丹波・磯貝新左衛...
 11-06: 高倉山西国陣の事
 11-08: 播磨神吉城攻めの事
 11-13: 荒木摂津守 逆心を企て...
 11-15: 丹波国波多野館取り巻...
 12-03: 二条殿・烏丸殿・菊庭...
 12-05: 丹波国 波多野兄弟 張...
 12-07: 荒木 伊丹城・妻子捨て...
 12-14: 氏政 甲州表へ働きの事
 13-01: 播州 三木落居の事
 13-05: 阿賀の寺内 申し付くる...
 13-08: 因幡・伯耆両国に至り...
 13-11: 佐久間・林佐渡・丹羽...
 14-03: 高天神 干殺し 歴々 討...
 14-06: 因幡国 鳥取城 取り詰...
 14-07: 8月朔日 御馬揃えの事
 14-12: 因幡国 鳥取 果て口の事
 14-13: 伯耆国 南条表 発向の事
 14-14: 淡路島 申し付けらるる...
 14-15: 悪党 御成敗の事
 15-02: 御爆竹の事
 15-05: 木曾義政 忠節の事
 15-13: 中国表 羽柴筑前 働き...
 15-26: 羽柴筑前守秀吉、備中...
 1-04: 信長御入洛十余日の内に...

長谷川與次 [--] はせがわ よじ

原田直政 [--] はらだ なおまさ

福富秀勝 [--] ふくずみ ひでかつ

不破直光 [--] ふわ なおみつ

不破光治 [--] ふわ みつはる

細川昭元 [21] ほそかわ あきもと

細川藤賢 [52] ほそかわ ふじかた

細川藤孝 [35] ほそかわ ふじたか

前田利家 [31] まえだ としいえ

松井友閑 [--] まつい ゆうかん

丸毛兼利 [--] まるも かねとし

丸毛長照 [--] まるも ながてる

三好長逸 [--] みよし ながやす

三好義継 [20] みよし よしつぐ

村井貞勝 [49] むらい さだかつ

村井新四郎 [--] むらい しんしろう

毛利良勝 [--] もうり よしかつ

毛利長秀 [28] もうり ながひで

森可成  [46] もり よしなり

山岡景隆 [43] やまおか かげたか

山岡景猶 [--] やまおか かげなお

山田勝盛 [31] やまだ かつもり

山田左衛門 [--] やまだ さえもん

湯浅直宗 [24] ゆあさ なおむね

和田定利 [--] わだ さだとし