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「 長恨歌 」 と絵画: 第三段


白居易「 長恨歌 」第三段と絵画を紹介するページです。
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訳文:
歓(帝のお相手)に、宴会の出席と、超忙し。
春は春の遊びに付き添い、夜は一人でお相手。
後宮の佳麗(麗人)は 3,000人。
その 3,000人分の寵愛を一人で独占であります。
金屋(私的歓楽の館)では化粧をこらして、夜のお相手。
玉楼(公的宴会の館)での酒宴が終わると、春と溶け合う酔い心地。
楊貴妃の姉妹兄弟は、皆、領地を賜り、なんとも光彩(目が眩むほどの)一門の栄華。
かくして、天下の親たちは、男の子を生むよりも、女の子を生む方を重視するようになってしまったのです。

上村松園:楊貴妃
上村松園楊貴妃 』 1922 (T11)

松伯美術館 


読み下し文:
歓を承け、宴に侍して、閑暇無く
春は春の遊びに従ひ、夜は夜を専らにす
後宮の佳麗、三千人
三千の寵愛、一身に在り
金屋粧ひ成りて、嬌として夜に侍し
玉楼、宴罷みて、酔ひて春に和す
姉妹弟兄、皆、土に列す
憐む可し、光彩、門戸に生ず
遂に、天下の父母の心をして、男を生むを重んぜず、女を生むを重んぜ令む

白文:
承歓侍宴無閑暇
春従春遊夜専夜
後宮佳麗三千人
三千寵愛在一身
金屋粧成嬌侍夜
玉楼宴罷酔和春
姉妹弟兄皆列土
可憐光彩生門戸
遂令天下父母心
不重生男重生女