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「 観世音菩薩普門品 」 と絵画: その12


その11 その1

訳文:
その時、持地菩薩が座より立って進み出て仏さまに言いました。
「お釈迦さま、この、観世音菩薩の自由自在の救済の力と、さまざまに姿を変えて現れになる神通力を聞く人は、その人の功徳が少なくないこと知るべきですね!」
仏さまが、この普門品を説かれた時、人々の中の 84,000の者たち全員が、並ぶものがないほど優れた「阿耨多羅三藐 三菩提」という、この上なき、正しく、真実なる、完全な悟りを得たいという心を起こしたのでありました。

古賀春江:観音
古賀春江 『 観音 』1921 (T10)  東京国立近代美術館

読み下し文:
その時、持地菩薩、即ち座より起ちて、前
(すす)
みて 仏に白
(もう)
して言
(もう)
さく
 「世尊、もし衆生 有りて、この観世音菩薩品の自在の業
(ごう)
たる
  普門示現の神通力を聞く者、まさに知るべし、この人、功徳少なからず」
仏、この普門品を説きたもう時、
衆中 八万四千の衆生、皆
無等等
(むとうどう)
の 阿耨多羅三藐
(あのくたら さんみゃく)
三菩提の心を発
(おこ)
せり。

白文:
爾時 持地菩薩 即従座起 前白仏言
 世尊 若有衆生 聞是 観世音菩薩品 自在之業
 普門示現 神通力者 当知 是人 功徳不少
仏説 是普門品時
 衆中 八万四千衆生 皆発
 無等等 阿耨多羅三藐三菩提心