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小茂田青樹
 絵画作品と所蔵美術館

おもだ せいじゅ 1891(M24).10.30- 1933(S08). 8.28  en  English

小茂田青樹
「詩情の画家」と呼ばれた人。
カエルを扱った作品には 伊藤若冲 の『 動植綵絵 』などがあるが、これは梅雨の強い長雨の中でゲロゲロと生息しているカエルたちを、大型の軸装で表現した特異なインパクトがある作品。
その他、『 春の夜 』では人間が知らない春の夜の動物たちの無音の動きを、『 虫魚画巻 』では灯りに集まる夏の虫の飛来や蜘蛛などをと、無声映画を見ているような詩情豊かな世界を表現している。
『 緑雨 』1926 (T15) 160.1*68.2 五島美術館

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 Title  Year  Museum  I
寒牡丹
1911 (M44)頃 埼玉県立近代美術館
中国港町風景
1912 (M45) 川越市立美術館
月あかり(野趣四題 夏沢清夜)
1913 (T02) 北海道立近代美術館
梅さける村
1914 (T03) 五島美術館
乙艫帰帆
1915 (T04) 茨城県近代美術館
横浜海岸通り
1915 (T04) 横浜美術館
月島
1915 (T04) 青梅市立美術館
蒲田図
1915 (T04) 三渓園
住吉
1915 (T04)頃 青梅市立美術館
峠道
1916 (T05) 山種美術館
逢坂山
1916 (T05) 横浜美術館
秋霖
1916 (T05)頃 青梅市立美術館
雪後
1916 (T05)頃 足立美術館
春雨
1917 (T06)頃 山種美術館
喜雀
1917 (T06)頃 横浜美術館
春庭
1918 (T07) 山種美術館
菜園
1918 (T07) 宗教法人霊波之光教会
妙高山
1919 (T08) 山種美術館
晩秋
1919 (T08) 霊友会妙一記念館
刈入
1919 (T08) 霊友会妙一記念館
四季草花:春秋
1919 (T08) 霊友会妙一記念館
麦踏
1919 (T08) 埼玉県立近代美術館
茶の花
1919 (T08) さいたま市立浦和博物館
四季草花:夏冬
1919 (T08) 滋賀県立美術館
水仙
1919 (T08)頃 山種美術館
1919 (T08)頃 川越市立美術館
1919 (T08)頃 愛知県美術館
松江風景
1920 (T09) 東京国立近代美術館
早春
1920 (T09) 山種美術館
狭山の風景(丘に沿へる道)
1920 (T09) 山種美術館
外秩父之朝
1920 (T09) 霊友会妙一記念館
双鳩図
1920 (T09)頃 京都国立近代美術館
農村の船着場
1920 (T09) 何必館 京都現代美術館
出雲江角港
1921 (T10) 東京国立近代美術館
雪景
1921 (T10) 高崎市タワー美術館
楽山新秋
1921 (T10) 高崎市タワー美術館
山兎
1921 (T10) 埼玉県立近代美術館
漁村早春
1921 (T10) 愛知県美術館
初冬風景
1921 (T10)頃 富山県水墨美術館
景雲餘彩
1922 (T11) 皇居三の丸尚蔵館
ポンポンダリア
1922 (T11) 横浜美術館
出雲蒿山冬景図
1922 (T11) 滋賀県立美術館
秋郊白鷺
1922 (T11)頃 高崎市タワー美術館
1923 (T12) 川越市立美術館
1923 (T12) 茨城県近代美術館
村道
1923 (T12) 北野美術館
秋果
1923 (T12)頃 何必館 京都現代美術館
瑞彩:母子ノ雀
1924 (T13) 皇居三の丸尚蔵館
牽牛花
1924 (T13) 川越市立美術館
みのり
1925 (T14) 川越市立美術館
楓に樫鳥
1925 (T14) 川越市立美術館
秋叢
1925-26 (T14-15)頃
埼玉県立近代美術館
緑雨
1926 (T15) 五島美術館
秋意
1926 (T15) 川越市立美術館
秋草に少女
1926 (T15) 高崎市タワー美術館
軍鶏
1926-28 (T15-S03)
三渓園
麗日
1926-28 (T15-S03)
川越市立美術館
春の雪
1926 (T15)頃 霊友会妙一記念館
田舎風景
1926 (T15)頃 川越市立美術館
薫房
1927 (S02) 福島県立美術館
薔薇
1927 (S02) 青梅市立美術館
春望
1927 (S02) メナード美術館
月涼
1927 (S02)頃 青梅市立美術館
横山大観還暦祝画帖
1928 (S03) 横山大観記念館
春暁
1928 (S03) 山種美術館
四季花鳥
1928 (S03) 講談社野間記念館
母子鹿
1928 (S03) 滋賀県立美術館
樹上猿
1929 (S04) 埼玉県立近代美術館
粉雪
1929 (S04) 川越市立美術館
錦木に頬白
1929 (S04) 川越市立美術館
睡鴨・飛鴨
1929 (S04) 高崎市タワー美術館
竹雀図
1929 (S04)頃 メナード美術館
鳴鶏
1930 (S05) 埼玉県立近代美術館
春の夜
1930 (S05) 埼玉県立近代美術館
朝暘
1930 (S05) 川越市立美術館
1930 (S05) 足立美術館
1930 (S05)頃 山種美術館
色紙十二ヶ月
1930 (S05)頃 講談社野間記念館
1930 (S05)頃 青梅市立美術館
千鳥
1930 (S05)頃 川越市立美術館
豊穣
1930 (S05)頃 川越市立美術館
杜公
1930 (S05)頃 川越市立美術館
夜桜
1930 (S05)頃 川越市立美術館
茄子
1930 (S05)頃 川越市立美術館
虫魚画巻
1931 (S06) 東京国立近代美術館
愛児座像
1931 (S06) 山種美術館
虫魚画巻
1931 (S06) 横須賀美術館
晩秋
1931 (S06) 埼玉県立近代美術館
山茶花
1931 (S06)頃 茨城県近代美術館
鳴鶏
1931 (S06)頃 川越市立美術館
初夏
1931 (S06)頃 川越市立美術館
梅花朧月
1932 (S07) 川越市立美術館
鳥心
不明 埼玉県立近代美術館

【 語録 】

私の場合画の主材は緊密に身辺にあつて、それを幾度も見、幾度か写生して、虫の心と私達の心とが一種の関連した「友情」にあることが必要でなければならぬ

【 略歴 】
 1891 (M24): 10/30 川越 生まれ
 1908 (M41): 上京。松本楓湖の「安雅堂画塾」に入門。速水御舟 も同日入門
 1913 (T02): 原三渓から毎月50円の研究費援助を受ける
 1914 (T03): 今村紫紅 主宰の「赤曜会」参加
 1921 (T10): 日本美術院 同人
 1929 (S04): 門下生を集めて「杉立社」組織。帝国美術学校 教授
 1933 (S08): 8/28 逝去