logo  気になるアート.com : 菊池契月

菊池契月
 絵画作品と所蔵美術館

きくち けいげつ 1879(M12).11.14 - 1955(S30). 9. 9  en  English

菊池契月
これは京都四条派の画風を修得して頭角を現し出した初期の作品だが、もう、この頃から独自の細い柔らかな線に、白を基調にしたものになっている 。その後、ヨーロッパ視察によって西洋画の奥行き空間等も吸収した上で、清澄で気品の高い作品を制作していった。その「白」は、白い服を着た、透き通るような白い肌の人物が、白い余白の中に位置しているものであり、とても印象的。
『 寂光院 』1902 (M35) 219.5*145.0 長野県立美術館

切手  書籍・画集を買う

 Title  Year  Museum  I
福原故事
 → 平家物語
1899 (M32) 中野市
汾陽郡王郭公後苑團欒之圖
1901 (M34)頃 水野美術館
寂光院
1902 (M35) 長野県立美術館
流鏑馬図
1902 (M35)頃 水野美術館
樹下閑話
1903 (M36) 水野美術館
落花
1904 (M37) 水野美術館
歌舞図
1907 (M40)頃 水野美術館
名士弔葬
1908 (M41) 東京国立近代美術館
悪者の童
1909 (M42) 個人蔵
供燈
1910 (M43) 東京国立近代美術館
後宮
1910 (M43) 水野美術館
鉄奬蜻蛉
1913 (T02) 東京国立近代美術館
孔雀秋草
1914 (T03) 講談社野間記念館
ゆふべ
1914 (T03) 京都国立近代美術館
媼(春寒)
1914 (T03) 長野県立美術館
夕至
1918 (T07) 京都国立近代美術館
少女
1920 (T09) 京都国立近代美術館
稚児文殊
1920 (T09)頃 富山県水墨美術館
1921 (T10) 平安神宮
瑞彩: 牡丹
1924 (T13) 皇居三の丸尚蔵館
立女
1924 (T13) 長野県立美術館
赤童子
1926 (T15) 京都市京セラ美術館
経政
1926 (T15) 京都市京セラ美術館
敦盛
1927 (S02) 京都市京セラ美術館
1928 (S03) 長野県立美術館
南波照間
(はいはてろま) ▲ 切手
菊池契月:南波照間
1928 (S03) 京都市京セラ美術館
1929 (S04) 大倉集古館
1929 (S04) 京都国立近代美術館
婦女
1930 (S05) 長野県立美術館
朱唇
1931 (S06) 京都国立近代美術館
少女
1932 (S07) 京都市京セラ美術館
涅歯
1933 (S08) 東京国立近代美術館
友禅の少女
1933 (S08) 京都市京セラ美術館
散策
1934 (S09) 京都市京セラ美術館
早苗
1934 (S09) 京都市京セラ美術館
早苗図
1934 (S09) 滋賀県立美術館
雛妓
1935-44 (S10-19) 駿府博物館
観菊図
1935 (S10)頃 静岡県立美術館
寛永麗人
1936 (S11)頃 松岡美術館
麦ふるい
1937 (S12) 東京国立近代美術館
朝爽
1937 (S12) 京都国立近代美術館
八幡太郎
1938 (S13) 山種美術館
交歓
1938 (S13) 京都市京セラ美術館
肇国創業絵巻
:大国主命国土奉献
 
1939 (S14) 皇居三の丸尚蔵館
少年家康
1940 (S15)頃 松岡美術館
1942 (S17) 東京国立近代美術館
鑑画
1942 (S17) 京都市京セラ美術館
紫騮
 → 平家物語
1942 (S17) 京都市京セラ美術館
楠公父子図
1943 (S18) 東京富士美術館
小楠公弟兄
1943 (S18) 京都市京セラ美術館
北政所
1943 (S18) 大阪市立美術館
光明皇后
1944 (S19) 長野県立美術館
時宗公
1945-54 (S20-29) 水野美術館
1951 (S26)頃 歌舞伎座
紀貫之
不明 山種美術館
光明皇后御影
不明 五島美術館
聖徳太子図
不明 静嘉堂文庫美術館
薫風
不明 名都美術館
露の朝
不明 佐久市立近代美術館
花之秋
不明 水野美術館
供燈
不明 京都市京セラ美術館
寒牡丹
不明 (昭和初期) 講談社野間記念館

【 略歴 】
 1879 (M12): 11/14 長野 生まれ
 1896 (M29): 画家となることを家族に反対され、京都へ出奔
 1897 (M30): 菊池芳文の門に入る
 1906 (M39): 菊池芳文の長女:アキと結婚し改姓
 1918 (T07): 京都市立絵画専門学校 教授
 1922 (T11): 京都市立絵画専門学校から欧州視察に派遣さる
 1924 (T13): 私塾開設
 1925 (T14): 帝国美術院 会員
 1930 (S05): 鏑木清方小林古径 らと共に「七絃会」会員に
 1934 (S09): 日本画発表団体「珊々会」会員に
 1935 (S10):「春虹会」会員に
 1947 (S22): 日本芸術院 会員
 1955 (S30): 9/9 逝去